日誌(定時制)

2022年3月の記事一覧

令和3年度 進路ガイダンス

令和4年3月18日(金)

 

1~3年生を対象に、就職支援アドバイザーの方から進路ガイダンスをご講演いただきました。

【画像】講演の様子

 

高卒で働くことのメリット・デメリット、近年の高卒就職求人の動向、正社員とフリーターの違い、企業が新卒者に求めるもの、就職活動のスケジュール、就職試験の内容、自己分析のやり方、就職前の心構え など今後の進路の見通しを持つのに役立つ内容を詳細な資料でご説明していただきました。

 

生徒の感想:

「もっとこれからの事を考えないとなと思いました。」、「なんとなく仕事などを決めるのではなくしっかりとした理由と続けられるような仕事を探していきたい。」、「進学を希望していたけど就職活動について詳しく学べたのが良かった。今のうちから少しずつ考えていけるのも良かった。」、「分かりやすく将来の為になると思いました。」 など

進路について意識してくれたことが分かる感想が多く寄せられ、意義深い会になりました。

 

 

令和3年度第3回SST

令和4年3月17日(木)

 

本日は自立支援事業の一環として、第3回SST「私は何タイプ?~REASEC診断~」を実施しました。

※SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)とは、社会で人と人とが関わりながら、生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことを指します。

 

REASEC診断は簡単な質問群から、自分の志向に合った仕事のタイプが分かる適職診断の一種です。

回答は5分程度ででき、診断結果は、R: 現実的(Realistic)、I: 研究的(Investigative)、A: 芸術的(Artistic)、S: 社会的(Social)、E: 企業的(Enterprising)、C: 慣習的(Conventional)の6指標の得点で表されるため、シンプルで分かり易いです。

【画像】診断結果の例

回答は生徒自身のスマートフォンを使用して行いました。各教室で講師を務めていただいた若者自立支援センターの方々には、診断結果の各タイプは具体的にどのような仕事に向いているのか説明していただきました。

【画像】活動の様子

 

今回の活動は、生徒の皆さんが進路を考えるきっかけやヒントになったと思います。これを取っ掛かりにして、自己理解、職業理解を進めていきましょう。

 

携わっていただいた若者自立支援センターの方々、ありがとうございました。

 

令和3年度 主権者教育

令和4年3月16日(木)

視聴覚室にて、本校教諭による講演会と生徒による模擬投票を合わせた主権者教育を行いました。

今年度は【成年年齢引き下げ】がテーマでした。

まず、選挙の歴史や投票の仕方について、動画を交えながら講演を行いました。

 (選挙の歴史の動画を見る生徒)

次に、生徒は本校の5人の教諭が架空の政党の候補者を演じた選挙演説の動画を観たあと、廊下に設けられた投票会場に移動し、投票を行いました。

選挙演説の争点は【成年年齢と選挙権の年齢】としました。

(演説動画を見る生徒)

(投票所で投票を行う生徒)

投票会場で投票用紙を受け取った生徒たちは、成年年齢を何歳にすべきかについて真剣に考え、悩みながら投票していました。

投票の後に、まとめとして本校教諭による成年年齢引き下げの経緯等について講演を行いました。

 

【生徒の感想】

・一人ひとりの一票が重くて大事なことなんだと分かりました。成年年齢が18歳になるのは不安なことが多くあるのではないかと思いました。

・10月13日に行われた衆議院議員選挙に投票したが、あまり政策などを調べずに投票してしまったので、今度からはちゃんと政策を調べて責任を持って投票したいと思いました。

・18歳で成年になっても、20歳にならないと出来ないことがあると分かりました。

・投票はとても大事なことだと思いました。

・若い人の投票が少ないので、私も選挙権を持ったら積極的に行っていきたいなと思いました。

令和3年度 第三回人権講演会

令和4年3月15日(火)

視聴覚室にて、本校教諭による昨今の社会問題であるヤングケアラーについての講演会を行いました。

 埼玉県が製作した小冊子「ヤングケアラーってなに?高校生編」を活用したスライドと、ヤングケアラーに関する短編映画を交えての講演を行いました。

(講演会前の様子)

ヤングケアラーとは、本来大人がすると想定されているような家事や家族の世話などをケアを日常的に行っている18歳の未満の若者のことです。

埼玉県が令和2年に行ったヤングケアラーについてのアンケートでは、ヤングケアラーという言葉を知っていた方は約16%でした。講演後の生徒アンケートでも、知っていた生徒は約25%でした。

講演では、まず、ヤングケアラーの日常、ケアによる学校生活への影響と相談相手、悩んだ時の相談先などについて説明しました。次に、主人公が高校2年生の女子生徒で、家で障害のある兄をケアするヤングケアラーの姿を描いた短編映画を鑑賞しました。

生徒たちは自分に関わる問題であると理解し、しっかりと耳を傾けていました。

 

講演後のアンケートで、「あなたがヤングケアラーだとしたら、周りの人からどんなことをしてほしいか」と質問したところ、「相談に乗ってほしい」「話を聞いてほしい」「遊んで気を紛らわして欲しい」「理解を示して欲しい」など周りの助けを必要とする意見が多く集まりました。

 

【生徒の感想】

・自分と同い歳の人が自分の事と、自分の家族の事を両立し生活しているなんてすごいなと思った。

・色々と難しい問題だなと感じた。もし周りにいれば少しでも話を聞いてあげたいと感じた。

・誰にも言えないことはすごく辛いし、自由にできないことがあるというのは苦しいなと思いました。

・介護だけだと思っていたけど兄弟の世話や家事も含まれることを知って、周りにもヤングケアラーがいるのかもしれないと思った。

第73回卒業証書授与式

令和4年3月10日(木)

第73回卒業証書授与式を挙行しました。

 

(左)卒業生入場、(中央)式の様子、(左)卒業証書授与

本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止として、卒業生、保護者各ご家庭1名、教職員のみの式でしたが、あたたかで感動的な式となりました。

 

卒業生の皆さん、4年間お疲れ様でした。決して楽な4年間ではなかったと思いますが、本校で学んだことを糧に、これからも頑張ってください。

保護者の皆さま、日ごろより本校の教育活動にご理解・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。そして、お子様のご卒業、誠におめでとうございました。

 

教職員一同、卒業生の皆さんのこれからの活躍を楽しみしています。

 

卒業、おめでとう!!